冷え性 体温

冷え性と低体温症の違いは?改善方法は?

冷え性と低体温症の違いは?改善方法は?

 

冷え性と低体温症の違い

 

冷え性というと、体温が低いことだと勘違いしている人がいますが、冷え性と体温が低い低体温症とは少し違います。医学的な定義では、本来は体の中心部の温度は37℃くらいですが、低体温症は、何らかの原因で35℃以下になってしまうことを言います。

 

 

 

低体温症の原因は、寒い環境、体内で作られる熱の量が少ない、体温を調節する体の仕組みが低下していることなどが原因で起こる場合と、急性アルコール中毒、低血糖や中枢神経障害などの病気が原因で起こる場合とがあります。

 

 

 

体温が1度下がると免疫力は40%近く下がると言われています。つまり風邪やインフルエンザ、ガンなどの病気にかかりやすくなるのです。

 

 

 

冷え性は基本的に手、足など末端に冷えを感じる症状です。手足の血管が収縮したりすることで血流が悪くなって起こる症状です。冷え性の原因は、低体温と共通するものもあります。

 

 

 

体内で作られる熱量が少ない、体温を調節する仕組みの低下などは共通しています。つまり、体の新陳代謝の低下や、筋肉の量が十分でないことなどが原因になり得ます。他にも、ストレスや過度なダイエットによる栄養の偏りなどで自律神経が乱れることも冷え性を招きます。

 

冷え性も低体温も基本的な対策方法は同じ

 

冷え性も低体温も基本的な対策方法は同じです。体を温めて冷やさないようにする、生活習慣や食習慣を見直すなどの方法で改善できるでしょう。すぐにできる改善方法は、首、手首、足首など“首”と着く部分を温めることです。

 

 

 

首には太い血管が通っているので、ここを温めることで血液が冷えてめぐりが悪くなるのを防ぐことができます。ネックウォーマーやマフラーで首元をしっかりガードしましょう。

 

冷え性と低体温症の違いは?改善方法は?

 

さらに、体は内臓に先に血液を送るので、手や足など末端の部分の血流が少なくなってしまいます。ですから、手首や足首をアームウォーマーやレッグウォーマー、長めのソックスなどで温めて、血液の流れを良くしましょう。

 

 

 

ゆっくり足湯をするのも冷え性改善に効果があります。足湯専用の深めのバケツはAmazonや楽天などのネット通販でも購入できます。足湯の保温効果を高めるために、唐辛子をお湯の中に入れるのもおすすめです。

 

 

 

唐辛子のカプサイシンが皮膚表面から毛細血管を刺激して血管を広げるので血液の流れが良くなり、体が温まりやすくなります。足湯で温まった後に、水に浸してよく絞ったタオルで足を冷やします。そうすると、血管が収縮して熱を閉じ込めるので冷えにくくなります。