運動で冷え性を改善
冷え性を改善する運動
530人の男女を対象にして行われた調査によると、自分が冷え性だと感じている女性は約70%、男性は40%前後だという結果が出ています。この冷え性、最近は夏でもひどいと訴える女性が増えていますが、その原因はさまざまです。
例えば食生活に関していえば、冷たい飲み物を飲むのは体に良くありません。よく冷えたペットボトルのドリンクを飲む習慣のある人は、これをやめて温かいほうじ茶やココアを飲むようにすれば冷え性がかなり改善されます。
食生活を基本から見直していくと同時に、冷え性改善に役立つ運動も定期的に行っていけばさらに効果的です。
筋トレで冷え性を改善する
運動の中でも特に冷え性に効果があるのは筋トレです。筋肉というのは身体の熱を生産するのに大きな役割を果たしていますから、筋肉が増えれば増えるほど身体が暖まりやすくなるわけです。
とはいえ、運動をあまりしたことのない人がいきなり筋トレと言っても難しいので、ここでは下半身を温めるごく簡単なエクササイズをご紹介します。
まずふくらはぎ強化のエクササイズでは、足を肩幅に開いてかかとを上げ下げします。かかとを下げた時にすっかり床に付けず、すれすれのところで止めるのがコツ。これを50回で1セットと数え、できれば毎日2セット行います。
もう一つは太ももを強化するためのスクワットです。まず、立った状態で足は肩幅よりもやや広めに開いて足先をやや外側に向けます。この状態から膝を真っ直ぐに下に下ろしますが、膝が内股にならないように注意しましょう。20回で1セットですが、毎日3セットできるようになれば理想的です。
有酸素運動
有酸素運動も冷え性に効果的だと言われています。有酸素運動を行うと自律神経の働きが良くなるため、ストレスや過度のダイエットで傷んだ自律神経から来る冷え性には多大な効果を発揮します。
有酸素運動には水泳やウォーキング、ジョギング、サイクリングあるいはダンスなどがありますので、自分で一番親しみやすいものを選んで週に最低でも2回は行うようにするといいでしょう。
ストレッチ運動も冷え性には効果的なので、有酸素運動と合わせて毎日行うようにしたいものです。
いつも身体が冷えている状態だと肩が凝ることが多いので、肩を前方・後方に回す運動を行ったり、両腕を後ろに伸ばし、両手を組んでできるだけ上に上げるエクササイズなどを行うことで肩をほぐし、筋肉を付けると冷えにくい体質になります。
筋肉を増強しておくと熱を生産してくれるので身体が冷えなくなるばかりか、病気にも強い身体作りをすることができます。2018年現在