冷え性から来る下痢を改善するには
冷え性からくる下痢
「冷えは万病の元」とも言われるほどで、冷え性を放置しておくと血管が固くなったり血圧がうまく調節できなくなり、さまざまな病気を引き起こす要因となります。
冷え性で悩んでいるのは高齢者ばかりではなく、20代、あるいは10代でも既に冷え性の悪循環に陥っている女性も多いので、自分で「冷え性かな?」と思ったらできるだけ早いうちに対策を講じることが大切です。
冷え性の主な症状は「手や足の先がいつも冷たい」「寝ているときも寒くて首筋や肩がいつも凝っている」などが代表的ですが、「下痢をしやすい」というのも冷え性の立派な症状のひとつです。
下痢をしやすい人は胃腸の働きが悪くなっているわけですが、その原因はやはり「冷え」です。胃や腸が冷えると働きが悪くなり、食べたものをうまく消化できなくなるために下痢になってしまうのです。
胃腸の冷えを防ぐためにはやはり生野菜やフルーツなど、身体が冷えやすい食品をたくさん摂らないようにすることが大切です。
冷たいドリンクやアイスクリームなどももちろん控えめにして、温野菜や温かいスープ、煮込み料理を中心とした食生活に変えるだけでも胃腸の冷えはかなり改善され、下痢もおさまってくるはずです。
喉が渇いたときは冷たい水や砂糖が過剰に入ったソフトドリンク類は避けて、なるべく白湯か番茶などを飲むようにしましょう。ハチミツとすりおろしたショウガを混ぜたものに熱いお湯を注いで飲むのもいいものです。
また、食事をする時にはよく噛んでゆっくりと食べることも忘れてはいけません。消化が良くなれば胃の負担も減るので消化不良による下痢も防げるようになります。
胃腸を冷やさないようにする
胃腸を冷やさないようにするためには下着や靴下に気を配ることも重要なポイントです。下着の中でも特にシルクは保温効果が高いので、試してみることをおすすめします。
普通の下着よりもやや高価ですが、一度着用してみればその良さがわかるはずです。エベレストなどに登ったり南極に行く探検家は皆シルクの下着を愛用しているほどですから、効果の高さが想像できると思います。
シルクにはまた、「セリシン」と呼ばれるアミノ酸タンパク質が含まれていますが、このセリシンには紫外線をカットする効能もあります。ですから身体を温かくキープしながらしかも紫外線から身を守ることができ、一石二鳥です。
さらに保湿性が高いのもシルクのメリット。コラーゲンよりも優れた保湿力があると言われているほどですから、ぜひ一家でシルクの下着を揃えたいものです。